一覧に戻る

証券分析で何を見ているのか?パート2

前回は、証券分析で何を見ているのか?ということで、今の代理店が寄り添った提案をしてくれているかどうかという視点で見ているという事を書きました。

今回は実際の中身はどう見ているのかという事を書きたいと思います。

今回は保険料をどう見ているのかというお話です。

ここについては保険会社の料率や、割引、大口(商工会や法人会のような)割引があったりしますので、各社違うところにはなります。なので我々は、安いか高いかというより適正かどうかというところを見ています。

例えば、とにかく保険料を下げたいということでしたら極論保障を減らしたり、失くしてしまえば良いということになりますが、当然お客様によってリスクも違えばそれを許容する範囲も違ったりします。

常々からお客様にお伝えしていることにはなるのですが、全てを保険で賄う必要はなく、どのようなリスクに対してどれだけ保険を掛けるかをしっかりと考えて掛けていく必要があります。

保険料が安いに越したことはない!というのも一つの真実なのですが、実際事故が起こった時に、出なかったり支払いが縮小されたり、また一度使ったら次回の保険料が高くなるなどのリスクも含んでいるということも覚えておかなければいけません。(※保険会社も慈善事業ではないので、支払いが多くなれば保険料を上げたり、引き受け拒否したりします)

なので、実際のリスクを想定して、ここは保険でなくても大丈夫、これは保険でないとまずい。というのを精査して保険に落としこんでいく必要があります。それで出てきた保険料が想定よりも高いということになれば、保険会社に交渉して保険料を下げたり、大口の割引を使うということをして予算に合わせていくことになります。

「今よりも保険料が安くできます!」という謳い文句に提案をしてくる営業マンが多くいるのもこの業界ですが、実は「安い=良いもの」ではないものこの業界です。外部環境、企業の性質、リスクの許容度、なにより事故が起こった時にどのように対応するのかということを想定した内容かどうかということを判断する必要があります。

だからこそ、我々のような保険代理店がプロの目で目利きをする必要があると思っています。

ひとりの意見で不安であればセカンドオピニオンとして他の代理店の意見を聞くのもありだと思います。

保険が難しいのは事実ですが、証券を分析して分かり易く正しく検討できるように材料を提供してくれるのも代理店の仕事だと思います。決して見積もりだけもらって安いからよしっ!とはならないように気を付けましょう。