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地震保険の考え方

久しぶりの投稿です。

今年は能登の震災もありお客様より地震保険について問われることが多くなっています。

ただ実際にお見積もりを持っていくと高くて驚かれることもしばしば。

そこで地震保険の考え方についてお話をさせて頂きます。

例えば建物に地震保険を付ける場合、保険会社によって違いますが火災保険の特約として、火災保険で設定した保険金額に対しての縮小払いや、支払い限度額などが設定されることがあります。

「事故にあったらなるべく多くもらいたい」

これは当然のことだと思いますが、100%保障にすると驚くほど保険料が高くなります。

そこでポイントはBCPの観点です。

実際に罹災した場合、

・最低限の機械の復旧にいくらかかるのか?

・建物が破損した場合の工場を間借りできるようなあてがあるのか。

・銀行さんの融資枠はどれくらいあるのか?

・補助金の条件や準備金はいくらくらい予定できるものか。

・内部留保でどれくらいの期間事業継続が可能か?

など保険をかける前に準備できることがあります。

それでも、保険金のお支払いは災害時かなりスピーディーですので資金繰りに大いに役に立つことができます。

例えば、火災保険で3億の保障を掛けられている場合10%でも3000万円は確保できます。

そこに内部留保、他エリアの協力工場との協定や、銀行融資や補助金と順を追って準備できるものを体系化できていれば、最低限の復旧から徐々に復旧を進めていけると思います。

全部を直す、たくさん保険金もらって兎に角早く復旧する。というのも一つの選択肢ですが原資は限りありますので、最適に準備をすることが大事だと思います。

まず必要な費用や今ある資源や外部支援を確認した上で、最低限これだけは足りなくなるから保険で追加しようという流れで検討頂くと良いと思います。

具体的にはわからない等あれば弊社でもサポートさせて頂いております。

お気軽にお声がけください!