この夏、改めて考えたい“食の安全”
2025年07月30日
こんにちは、内田です。
最近、ホテルや飲食店、老人ホームなど様々な場所で食中毒の発生が報告されています。
岐阜県でも7月28日に食中毒による健康被害の防止を図るため、「食中毒警報」が発令されました。
万が一、食中毒が発生してしまった場合には、営業停止処分や損害賠償責任、顧客離れなど、企業にとってさまざまなリスクが生じます。
食品を取り扱う企業では、こうしたリスクへの備えとしてPL保険(生産物賠償責任保険)に加入されているケースが多いかと思います。
実際、損害賠償などの金銭的リスクに備えるうえでPL保険は非常に重要な役割を果たします。
ただし、見落としがちなのが「風評被害」という目に見えにくいリスクです。
SNSの普及により情報が拡散しやすくなった現代では、一度広まったイメージの回復が困難になる場合も多く、迅速かつ適切な対応が求められます。
そのため万が一の事態に備えて、「保険による金銭的補償」+「初動対応や情報発信といった危機管理の体制」の両方を整えておくことが、企業の信頼を守るうえでも大切だといえます。
この季節には食中毒の発生率が格段に上がるため、これを機に食品や食器の取り扱い方法や万が一に備えた保障を見直すのもいいかもしれません。